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めきぶら亭

「毎日楽しく生きる」をモットーに日々を過ごす、まっつんのチラシの裏日記的なブログです。

ジビエ?寄食? 高田馬場「獣肉酒場 米とサーカス」に行ってみた。

「あ、しまった!

 せっかくやからあの店にすればよかったわ!」

 

新宿で一緒にラーメンを食べていた友人(以下A)がふと呟いた。

自分は大学時代から大の魚好きで通っていたため、魚の旨い店でもあるのかと思い聞くとそうではなかった。

曰く、高田馬場にゲテモノが出てくる居酒屋がある」そうだ。

メニューと店の外観を見て一人では行く勇気が湧かず、かと言って多くの人はそのメニューを見て引きかねないので、生き物好きな自分となら行けるだろうと思ったらしい。

因みにAとは大学時代からの付き合いで、自分と同じく仕事で関西から関東へ出てきた身であり、今でも時々こうして食事をする事がある。共通の話題や趣味が多く、後にも先にもここまで話が合う友人はA以外には出来ないと思う。魚の話題はともかく、蛇毒とかユーステノプテロンとか住血線虫とかの話題で語れる人なんてそうはいないだろうからな。また蛇飼育に対して難色を示さない、数少ない知人の一人でもある。

 

少し話が逸れましたが。 

こんな話を聞いて行きたくならない訳がなく、早速翌週に約束を取り付け高田馬場で合流。駅から出て5分ほど裏路地を歩くとその店はあった。

「獣肉酒場 米とサーカス」である。

 

 

確かに入るにはちょっと勇気が要る外観(写真忘れた)だが、今回は2人だ。躊躇いなく店に入ると、1階のカウンター席はかなり混んでいるらしく2階のテーブル席に案内された。トタン張りの壁座布団が敷かれたビールケースの椅子と、なかなかパンチの効いた空間に腰を下ろす。暫くしてメニューが渡された。

さて、ゲテモノだか何だか知らんが、ヘビもワニも食べた経験のある俺には何の問題も無…

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すいません嘘つきました。

想像以上に無駄に豊富なラインナップに戸惑いを隠せない自分。ヒラメメダカが同じメニューに名を連ねて、しかも隣にはヤモリヒヨコがいるって訳がわからないよ…

他にも獣肉の鍋や、マムシ酒やハブ酒等変わり種の酒のメニューも。

2枚目の写真にも幾らか載っていますが、普通のメニューもちゃんとありますので、「付き合わされたけど、こんなもん喰えるか!」という方もご安心を。

まあ付き合った時点で高確率で何か食べさせられるでしょうけどネ!

 

では、ここからはAと2人で注文したメニューを紹介していきます。

 

 

・メダカの佃煮

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まさか実家で飼っていた観賞魚と同じものを食べる日が来ようとは。

取り分けてよく見てみると、紛れもなくメダカだ。

イカナゴくぎ煮のような濃い味付けなのだが、イカナゴと違うのはこの大きさでも成魚であるということ。つまり内臓がしっかりと発達しており、味も内臓のそれが強いのだ。風味に関しては良く言えば養殖魚の香りで、悪く言えばペレットの匂い。ご飯よりむしろお酒に合う感じの味。付け合わせの刻みダイコンも意外とマッチする。

 

・ワニの天ぷら

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8年ぶりのワニ肉。

以前食べたステーキは豚テキに近かったが、天ぷらにすると鶏天に近い味わい。見た目も相まって、鶏天だと言われて出されたら気付かないだろう。食感もモチモチで弾力があり、パサつきに関しては鶏胸以下、鶏モモ以上と言った所か。「こちらを付けてお召し上がりください」とチリソースも出されたが、これを付けて食べると一気にエスニックなテイストになる。淡白な味わいと辛いソースとの相性はかなり良い。試しに醤油でも食べてみたが、普通に旨いが逆につまらなくなってしまった。

 

 ・馬鹿メー盛り

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左から順に、馬・鹿・山羊で「馬鹿メー」。

わりと名前だけで選んでしまった一品。

馬は言うまでもなく馬刺しそのもので馬だけに旨い。

鹿は期待していたのだが、風味があまり好みではなかった。しかし決して不味くはない。

山羊はジンギスカンが苦手で、尚且つこれだけは酢醤油とニンニクおろしで食べるのを勧められたので期待は一番薄かったのだが、臭味はほぼ無く味も馬刺しに近く旨かった。何故だかは分からないが、確かに他の肉よりも酢醤油にマッチしていた。山羊汁が匂いがキツいとよく聞くので刺身も同様かと思ったが、部位や調理法・鮮度が違うとこんなにも変わるのだろうか?

 

・ドジョウの唐揚げ

 

こんなもん珍しくも何とも無いわと思われる方も多そうだが、自分もAも食べたことが無かったので。棲んでいる場所が場所だけに泥臭いのを想像していたが、全くそんなことは無く、塩のみの味付けにもかかわらずしっかりと白身の味がする。

ワカサギの唐揚げからホクホク感を減らした代わりに、身を筋肉質にしておつまみ感を増した感じ。カリカリに揚がっていて炭酸系のお酒によく合う。骨も全く気にならない。そして2人して食べるのに夢中になっていたら写真を撮り忘れた。

 

 

・クマの塩焼き

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「最後はちょっとパンチの効いたのいこうぜ!」という流れで選んだのがこちら。他のメニューと違って、これだけは仕入れの状況によって値段が変動する。つまり、いわゆる「時価」という訳だ。因みにこの日は1900円だった。

「お土産に貰ったクマカレーを食べたが、あまり美味しくなかった」なんて話を時々聞くのでクセがあるのかと思いきや、獣臭さは無く、むしろ噛めば噛むほど甘味が出てくる。まるで「乳臭くなくて若干筋張った牛肉」というような味だ。期待していたパンチは無かったが、いかにも肉喰ってるな!という満足感はあったので良し。因みにレモンを搾ると、食感以外はほぼタン塩になる。

 

と、今回の訪問でのオーダーはここまで。

お会計はこれに2人で2杯ずつと、普通のつまみ2品を足してほぼ1万ちょうどだった。

今回は比較的普通のメニューが多かったので「ゲテモノ喰ったわー」という感じは無いが、ここまで種類が豊富で尚且つ美味しいジビエ(狩猟肉)を沢山食べられて満足だ。ヤモリとかカンガルーとか期待されていた方がいたらゴメンナサイ。

そして実際行ってみて、「ゲテモノ屋さん」と言うよりは、ジビエや珍メニューが異常に豊富な居酒屋さん」と言う表現の方が正しいと思った。

「ゲテモノはちょっと…」という方も、是非一度勇気を出して挑戦してみて下さい。きっと美味しいと思えるメニュー見つかるはずです。万一ダメでも普通のメニューでお口直しもできますので!

 

Aとはお互いリベンジ行く気満々なので、またいずれまだ食べていないメニューの挑戦に行こうと思います。

ごちそうさまでした!