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めきぶら亭

「毎日楽しく生きる」をモットーに日々を過ごす、まっつんのチラシの裏日記的なブログです。

群馬の蛇王国「ジャパンスネークセンター」に行ってみた。その2

観光・旅行 ペット

⇩前回日記⇩ 

mattsun.hatenablog.jp

ジャパンスネークセンターを見学してきた訳ですが。

世界各国の大蛇、毒蛇が所狭しと並んでいて本当に楽しかった。研究員の方にも様々な質問に答えて頂き、蛇飼育についても得られるものが沢山あったと思う。もっと近くなら何度も行きたいだけに、家から遠いのが本当に残念だ。

 

 

 

とまあここまでは「見る」ことについて紹介してきました。

ここからは「食べる」ことについての体験談になります。

実は今年の6月にも訪問していたので、「食べる」に関しては初めての時の体験を元に紹介していきます。

 

 

 

では行きましょうか。

ここジャパンスネークセンターには食堂があり、普通の食事はもちろん、蛇を食すことも可能な施設となってます。食べられるのは「シマヘビ」マムシの2種。

そんな話を聞きつけた蛇好きが突入。

 

「すいません、蛇が食べられると聞いて来たんですけど・・・」

『ああ、やってるよ!ここ座りな、これメニューね。』

 

白衣を着たオッチャン(店長)の指示に従いカウンターに座る。渡されたメニューをざっと見ると、調理法や蛇の大きさによって2000~6000円の間のメニューがあるようだ。何にしようか悩んでいると、店長から声が掛けられた。

 

『お酒飲む?』

「あ、じゃあ頂きます!」

 

と、二つ返事で回答。(でもお酒って何だろう、ビール?それとも日本酒?)なんて考えていたら、カウンターの下から何かが出てきた。

 

『ほい、汲んでやるからちょっと待ちな。』

            f:id:mattsunkun:20151130230937j:plain

ああ、ここスネークセンターだもんな。

ハブと何種類もの薬草を一緒に70%のアルコールに浸けた自家製のハブ酒だそうな。

鱗が混ざった黄色い液体お酒をグラスに入れて出してくれたので、まずはひと口。

当たり前かもしれないが、臭いも味も爬虫類特有のそれがちょっと目立つ。しかし、どういう訳か不思議と残らないので、度数70%とは思えない程に飲みやすい。あくまで70%にしては、だが。

店長曰く『これなら何杯飲んでも明日はシャキッと起きられる』そうだ。

水で割ってみたり、レモンを絞って入れてみると非常に飲みやすくなる。どちらも頼めば出してくれるので、飲み切れなさそうな時は是非。引き続きメニューを見ていると

 

『今の時期(6月)はシマヘビが旨いよ!』

 

と教えてくれたので、シマヘビのフルコースを注文。つか旬あるのね。

注文を受けると店長は早速、食堂のケージからシマヘビを1匹持ち出し厨房へ。

その後すぐ聞こえてくるドンッ!という何かを打ち付けるような音。

そして何やら壁に吊り下げられたクリップに蛇の尻尾を挟むと、そのまま喉元をチョキチョキと鋏で切り進めていきました。

呆気に取られていると、店長が赤いグラスを渡してきた。

 

『はい、生き血の白ワイン割り。心臓と胆も入ってるよ。』

 

なんつーか、軽くないですかね。

躊躇っていると『早く飲まんと固まるぞ!』と煽られたので意を決して一気飲み。

飲んでみて意外だったのが、全然血生臭くないこと。白ワインの味が広がった後からようやく血の味がする位で、その味も傷口を舐めた時の方が全然濃い。

その後店長は厨房の奥に消え、調理を進めるのですが

 

『まだ動いてるよ!』

『12個も卵が入ってるよ!』

 

と奥から聞こえてくる、そこはかとなく物騒な実況に戸惑いを隠せない自分。

待つこと約10分、お皿を持った店長が現れた。

 

『はい、こちらシマヘビのネギ塩炒めね。』

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さっきまで生きていたシマヘビが、料理に姿を変えて目の前に。

美味しそうになったが、よく見ると肉の感じが実に蛇っぽいのは内緒だ。

前回6月にシマヘビ、今回11月にマムシを食べたので、ここから先は双方のレポートと参りましょうか。

 

 

 

シマヘビ

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  • シマヘビのネギ塩炒め(身・肝)

先ほど紹介した、シマヘビの身と肝臓をネギと一緒に塩味で炒めたもの。

身を食べてみると、非常に淡白な鶏肉のようで意外と全然クセが無い。歯応えはまるでセセリ肉というか砂肝(弱)という感じ。要にはコリコリしている。「えっ、これが蛇肉!?旨い!」というようなパンチのある旨味は無いが、言い換えればそれだけ食べやすいという事でもあるので、色々な料理に利用できそうだ。

肝、所謂レバーも肉同様鶏に近いものを想像して口にしたが、こちらは魚のそれに近い味わいで、肝の割にはあっさりしている。驚いたのはその歯応えで、身より弱いがこちらもコリコリしている。歯応えのある肝を食べたのは初めてだ。一匹から少量しか取れない貴重部位。

 

  • 卵焼き(卵)

まさかこれが出てくるとは思ってもみなかった。

鶏卵と大きく違う点は、殻と白身が存在しないこと。丈夫な膜に包まれており、これは食べられないので直接噛みついて吸血鬼のように中身を吸う。

やはり中には黄身しか詰まっていないのか、味の濃い卵黄のような味わい。そのまんま

しかし爬虫類特有の匂いが後味として広がる。蛇飼育者ならわかるだろうが、脱ぎたての脱皮殻の匂いがそのまま味に転用された感じ。個人的にはちょっと苦手。味自体は濃くて美味しいだけに、非常に残念。

 

  • 骨せんべい(骨)

魚のそれと同じ、骨をカリカリに揚げたもの。見た目以外はなんら蛇っぽい要素はなく、歯応えと甘みのある美味しい骨せんべいだった。もっと喰いたい。

 

 

マムシ

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どう見ても姿揚げなのだが、姿焼きだそうだ。

カリカリになった身はまるで魚の唐揚げのようで、シマヘビと同じく、クセの無い歯応えのある肉。頭まで難なく食べられた。何の肉か言わずに出されたら全く気付かない程に食べやすいが、逆につまらなくなった感は否めない。ただ尻尾部分の肉だけちょっとクセがある。皮が残っていたのか、総排出口付近だったためかは不明。

肝も味わいはシマヘビに似ているが、こちらは更に歯応えが強く、なかなか噛み切れないほど。シマヘビより小さい蛇なのだが、肝はこちらの方が大振り。

 

 

~総評~

蛇うまい。

絶品と言う訳ではないにしても、多くの方が食べられそうな淡白な肉質で、先入観さえ取り払えるならもっと口にする機会が多くてもいいと思うのですが。纏まった数が捕れなかったり、処理を誤ると臭味が残ったり、そもそも毒があったりと流通がしにくい食材であるのが残念。日本でも昔は食べる地域もあったと聞きますので、皆さんもゲテモノと呼ばず、一度くらい食べてみては如何でしょうか?

 

 

この後店長とハブ酒マムシのエキスが入った「陶陶酒」という薬味酒を飲みながら雑談し、帰る頃にはフラフラになりながら施設を後にするのでした。

 

おしまい。